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第6章 テスト信号出力VIを作る

6-1

●サンプルVIの確認

 テスト信号を出力するVIを作りましょう.サンプル・ファインダを呼び出して,「サウンド」→「サウ
ンド生成」をダブル・クリックします(図6-1).
 VIのフロントパネルが開く(図6-2)ので,

「音量」を適当に下げてから実行してください.PCのスピー

カから音が出ればOKです.「周波数」と「音量」を変更して,どう変わるか確認してください(図6-3).
 確認が済んだら「停止」ボタンで止めて,Ctrl+Eキーでブロックダイアグラムを表示させます(
6-4
).このVIは,サンプルレート44100Hz,16ビット分解能で,左右2チャネルとも同じ周波数(500Hz)
の正弦波を出力します.音量は「サウンド出力音量設定」VIで調整できますが,スピーカ・プロパティ
のレベルやタスクバーの音量ボリュームとは連動していないようですし,音量と実際の信号レベルがど
う対応しているか不明です.また,波形データは「信号シミュレーション」Express VIで作られていて,
サンプルレートと生成するポイント数がExpress VIの構成パネルを開かないと変更できません(
6-5
).これらをフロントパネルから適宜変更できるようにしてみます.パラメータは,第5章で作った
アナライザVIと同じ考え方で設定できるようにします.

ダブル・クリック

図6-1 
サンプルファインダから
サウンド生成を開く