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第6章 テスト信号出力VIを作る
虫めがねのようなボタンをクリックすると範囲拡大,左右拡大,上下拡大,全体表示などが使えます(図
6-58).繰り返し更新されるグラフでは,オートスケールを切らないと戻ってしまいます.オートスケー
ルの切り替えは軸上でポップアップするか,「スケールの凡例」パレットでできます.
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●正弦波ジェネレータを拡張する
正弦波ジェネレータVIを元に,出力できる信号のタイプを増やしてみましょう.正弦波のほかに方
形波,三角波,ノコギリ波,そして白色雑音(ホワイト・ノイズ)を追加します.ホワイト・ノイズは,
広い周波数帯域にわたってパワーが一様に分布しているという特徴があります.これを被測定物(経路)
に通して,出てきた信号を解析すれば周波数応答性を知ることができます.ノイズが多く細かい解析に
は不向きですが,手早い確認には有効です.
フロントパネルでクイックドロップを呼び出します.キーワードに「列挙」
(れっきょ)と入力し,列挙
(a)列挙体(シルバ)
を選択
図6-59 列挙体(シルバ)制御器をドロップ
(b)フロントパネルに配置したようす