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電子工作マイコン・シリーズ家族やペットの見守り,防犯に役立つ携帯電話でリモート操作ができる電子工作
近年の携帯電話の普及には,めざましいものがあります.携帯電話は日本全国のみならず世界中で使うことができ,しかも当然ですがコードレスで,ポケットに入り,常に携帯していて,いつでもどこでもすぐに使えます.
本書では携帯電話のキーを押すと出るピポパの信号を利用して,遠隔地に置いた機器を操作する方法を解説します.そして,押したキーによってリレーやモータを動かす回路を作ります.これらの装置を作ることで,世界中どこからでも家族やペットを見守ったり,外出先から自宅や会社や設備の遠隔制御ができます. 2台目の携帯電話の契約は月々1,000円前後の支払いですみ,ピポパの通信では家族間割引により通話料は掛かりません.インターネット経由でそのようなリモート機器を作るより手間いらずで,しかもランニング・コストもわずかで済みます.さらに特別な装置を用意することなくテレビ電話を利用すれば,リモート機器の動作確認などたやすく実現できるのです. 目次
第1章 携帯電話で遠隔操作 1-1 DTMFを利用することで遠隔操作を実現する 1-2 電子工作でインターフェースを作る 1-3 携帯電話を活用すると大きなメリットがたくさんある 第2章 携帯電話自動発着信用DTMF基板を作る 2-1 携帯電話との接続はイヤホン・マイク端子で 2-2 DTMF信号の解読には専用ICを使う 2-3 着信音を判別するためにはA-Dコンバータ内蔵のマイコンを使う 2-4 電源は外部から供給する 2-5 回路の製作上の注意点と特徴 Column 1・イヤホン・マイク接続端子のない機種を使う Column 2・プログラムの開発 Column 3・試作基板 第3章 テレビ電話で外部機器を遠隔操作する 3-1 外部機器を遠隔操作すると実現できること 3-2 外部機器を遠隔操作する回路 3-3 リレー出力回路の組み立て 3-4 外部機器を遠隔操作するプログラム 3-5 使用例 3-6 携帯DTMF基板のPORTBコネクタを使う Column 4・みまもりカメラZ001/Z002(ソフトバンク) Column 5・もうひとつのI/Oボード 第4章 [応用]テレビ電話のカメラの向きを変える回転台を作る 4-1 どういう動きをさせるのか 4-2 使用する部品,材料 4-3 テレビ電話ライブ・カメラ用回路(1) 4-4 機構と組み立て 4-5 メイン基板のDTMF出力につなぐテレビ電話ライブ・カメラ回路(2) 4-6 テレビ電話ライブ・カメラのプログラム Column 6・DTMF送信でテレビ電話を操作 第5章 [応用]テレビ電話で遠隔操作できるロボット・カーを作る 5-1 使用する部品 5-2 ロボット・カーのドライブ回路(1)と組み立て 5-3 ブラシ付きDCモータ・ドライブ回路(2) 5-4 ロボット・カーのコントロールとプログラム Appendix mikroBASICのインストール |
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