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トランジスタ技術SPECIAL文法の基礎から論理回路設計,論理合成,実装までTRSP No.95 改訂新版 わかるVerilog HDL入門
ハードウェア記述言語(HDL)によるディジタル・システムの設計は,初期段階からシミュレーションにより動作の検証と性能の検証が可能で,HDLの記述ファイルから実際の論理回路への変換は論理合成ツールで自動的に行うことができます.そのため,HDLによる回路設計は,現在のディジタル回路設計の主流になっています.
本書で解説するVerilog HDLは,文法がC言語に似ていて,比較的修得しやすいという特徴があります.そして,論理回路の基礎知識とC言語などのプログラミング言語の経験があれば,容易にVerilog HDLを利用したハードウェア設計を始めることができます. 本書は,VerilogHDLを使用したハードウェアの設計について, (1) 設計対象のモデリング (2) シミュレータによる設計検証 (3) 論理合成・配置配線作業からプログラマブル・ロジック・デバイスを利用した実装という一連の作業を,実例を使って詳しく解説した入門書です.実際に,シミュレータや論理合成・配置配線ツールを使用して設計作業を行い,実装ボードで試しながら本書を読んでいただければ,一層理解が深まり効果的にVerilog HDLを習得することができます. ■第1章
Verilog HDLの基本文法 1.1 識別子と予約語 1.2 論理値と数値の表現 1.3 データ型と信号の定義 1.4 演算子 1.5 書式とコメント 1.6 モジュールの基礎 コラム ハードウェア記述言語による論理回路設計 ■第2章 組み合わせ回路の記述 2.1 組み合わせ回路とは 2.2 組み合わせ回路の基本 2.3 組み合わせ回路のファンクション化 2.4 if文,case文,ループ制御文 2.5 組み合わせ回路の具体例 ■第3章 フリップフロップと応用回路の記述 3.1 フリップフロップ…記憶機能の記述 3.2 レジスタの記述 3.3 カウンタの記述 3.4 メモリの記述 3.5 always @()構文の基本スタイルのまとめ コラム 各種フリップフロップと動作タイプ コラム 信号の型と動作の違い コラム begin〜endとfork〜join ■第4章 同期式順序回路の記述 4.1 順序回路とは 4.2 順序回路…ステート・マシン/シーケンサの基本 4.3 種々の順序回路の実装方法とVerilog HDLによる記述 4.4 拡張シーケンサ記述 コラム ステート・マシン/シーケンサって何? ■第5章 Verilog HDLで複雑なシステムを表記する方法 5.1 モジュールによる複雑なシステムの表記 5.2 コンパイラ指示子とパラメータ宣言を有効に使う 5.3 さまざまな記述のバリエーションとテクニック 5.4 タスク ■第6章 Verilog HDLとシミュレーション 6.1 シミュレーションとは 6.2 シミュレーションの準備 6.3 テスト・ベンチの作成例 6.4 シミュレーションの実際 ■第7章 論理合成・配置配線とCPLD実装テスト 7.1 CPLD論理回路実習システムの構成 7.2 トップ・モジュールを用意する ■第8章 Verilog HDLによる記述の注意点とノウハウ 8.1 シミュレーションと論理合成のための記述スタイル 8.2 FPGA/CPLDに対応したVerilog HDLの記述 8.3 Verilog HDLの記述と論理合成・配置配線の結果 ■第9章 本格的な応用回路の記述と実装 9.1 スロット・マシン・ゲーム 9.2 ステッピング・モータの制御 9.3 赤外線通信 9.4 TVゲーム――セルフ・スカッシュ |
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