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ディジタル信号処理シリーズ自分の声をリアルタイム加工!PCとヘッドホンで始めるプログラム101付き 音声信号処理
スマホやAIスピーカに代表されるように,声で装置を操作する時代がやってきつつあります.また,YouTubeに代表されるように,個人で画像や音声を配信するのが当たり前になってきました.人間の声の信号処理が求められています.本書を読み,声の加工技術をマスタすることで,人工知能で認識しやすくなったり,YouTubeで自分ではないキャラクタの声を作れたりします.さらに,無音の箇所をカットしたり遅くしたりもできます.声の加工自由自在!始めるためにはノート・パソコンとヘッドホンがあれば十分です.本書はC言語でプログラミングしますが,プログラミングができなくても,声の効果を試せる実行ファイルも付属しています.そもそもCプログラムもメイン部分は数十行ですし,コピー&ペーストから始めて,慣れてくれば自分で書いてみるなど,レベルに合わせて楽しめます.
目次
第1章 音声信号処理の実験方法 1-1 音声信号処理で広がる世界 1-2 実験環境の準備 1-3 実行プログラムの使い方 1-4 独自プログラムの作成方法 第2章 音声データの基本操作 2-1 wavファイルの読み込み 2-2 作成した音をwavファイルで書き出し 2-3 wavファイルの読み込みと書き出し 2-4 ステレオ化 2-5 疑似ステレオ化 2-6 マイクからの録音 2-7 マイクからのステレオ録音 第3章 基本フィルタ処理 3-1 素通しフィルタ 3-2 遅延フィルタ 3-3 ローパス・フィルタ(低域通過フィルタ) 3-4 ハイパス・フィルタ(高域通過フィルタ) 3-5 バンドパス・フィルタ(帯域通過フィルタ) 3-6 FIRフィルタによるエコー 3-7 インパルス応答によるフィルタ 3-8 オールパス・フィルタ 3-9 ノッチ・フィルタ 3-10 逆ノッチ・フィルタ 3-11 サンプリング周波数の変換 第4章 スペクトル解析 4-1 高速フーリエ変換FFT/逆FFT 4-2 FFTによるバンドパス・フィルタ 4-3 FFTのオーバラップ率の変更 4-4 最大振幅周波数の抽出と表示 4-5 ピーク周波数だけの音声 4-6 声の特徴をつかむケプストラム 4-7 微細構造とスペクトル包絡 4-8 ゼロ位相変換 4-9 縦続接続型オールパス・フィルタによるスペクトル・ゲイン制御 4-10 線形予測分析 4-11 線形予測分析合成 第5章 ボイス・チェンジャ 5-1 サンプリング周波数による再生速度の変更 5-2 逆再生 5-3 リング変調 5-4 振幅変調ボイス・チェンジャ 5-5 時変AMボイス・チェンジャ 5-6 ヘリウム音声 5-7 フェーズ・ボコーダ 5-8 小振幅カット音声 5-9 ノイズを音源とする音声 5-10 人工パルスを音源とした音声合成 〜声の高さを推定する〜 5-11 人工パルスを音源とした音声合成 〜声の高さを固定する〜 5-12 人工パルスを音源とした音声合成 〜声の高さを変更する〜 5-13 話者音源の高さ変更 第6章 エフェクト 6-1 ディレイ・エコー 6-2 リバーブ 6-3 コンプレッサ 6-4 ノイズ・ゲート 6-5 リミッタ 6-6 ディストーション 6-7 ソフト・クリッピング 6-8 全波整流とディストーション 6-9 トレモロ 6-10 ビブラート 6-11 コーラス 6-12 フランジャー 6-13 ワウ 6-14 イコライザ 6-15 オート・パン 6-16 ボーカル・キャンセラ 6-17 マイク入力へのBGM追加 6-18 簡易カラオケ・システム 第7章 適応フィルタ 7-1 適用線スペクトル強調器 7-2 線形予測器 7-3 線形予測による補間 7-4 ラティス・フィルタによる線形予測 7-5 相関制御ラティス・フィルタ 7-6 適応フィルタによるヌル生成 7-7 適応ノッチ・フィルタ 7-8 適応ノッチ・フィルタの縦続接続 7-9 適応逆ノッチ・フィルタの縦続接続 7-10 システム同定 7-11 システム同定によるノイズ除去 7-12 エコー・キャンセラ 7-13 ボイス・スイッチを用いたエコー・キャンセラ 7-14 減衰定数を利用したソフト・ボイス・スイッチ 7-15 フィードバック・キャンセラ 第8章 スペクトル・ノイズ除去 8-1 スペクトル・サブトラクション 8-2 ウィーナー・フィルタ 8-3 事後確率最大化(MAP推定)によるノイズ除去 〜レイリー分布〜 8-4 事後確率最大化(MAP推定)によるノイズ除去 〜Lotterらの分布〜 8-5 事後確率最大化(MAP推定)によるノイズ除去 〜可変分布〜 8-6 ゼロ位相信号の減算によるノイズ除去 8-7 ゼロ位相信号の原点処理によるノイズ除去 8-8 ゼロ位相信号の置き換えによるパルス・ノイズ除去 8-9 ゼロ位相信号の置き換えによるパルス・ノイズ除去の改善 8-10 バイナリ・マスキング 第9章 分析音 9-1 振幅スペクトル音声 9-2 位相スペクトル音声 9-3 短時間パワーだけの音声 9-4 微細構造だけの音声 9-5 スペクトル包絡だけの音声 9-6 周波数変調音声 9-7 位相変調音声 9-8 量子化音声 9-9 間引きによるエイリアシング 第10章 音の視覚化 10-1 画像データの読み書き 10-2 任意の画像データの書き込み 10-3 スペクトログラム 10-4 スペクトログラムのカラー表示 10-5 パターン・プレイバック 10-6 ランダム位相を利用したパターン・プレイバック 10-7 垂直方向エッジのパターン・プレイバック 10-8 水平方向エッジのパターン・プレイバック 10-9 水平垂直方向エッジのパターン・プレイバック 付録 音声信号の基礎知識 音声の発生機構 声の特徴を表す「ケプストラム」 本書は月刊誌「Interface」の 2016年6月号特集「体感!CD付き 音声信号処理」と2016年10月号〜2017年10月号の連載「適応時代のノイズ・キャンセル実験室」を基に,加筆・修正を加えたものです. |
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