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トランジスタ技術SPECIAL電子回路の基本法則からトランジスタ/OPアンプ回路の設計までTRSP No.92 改訂新版 電子回路設計の基礎知識
最近は,電子工学を専門に学んでいる人にとっても,電子回路の基本から学習する機会がずいぶんと減ってきました.それは,応用分野が広がって基礎を十分学習する時間が取れないことや,コンピュータを使いこなす能力が要求され,ソフトウエアやネットワークなどについても学習しなければならなくなっているからです.しかし,基礎が不十分であると,その先にある応用分野で十分活躍できるかというと,残念ながら困ることが多いはずです.そのため,もう一度基礎を学習したいと考えている人は多いのではないでしょうか.
本書は,オームの法則やキルヒホッフの法則から始め,トランジスタ回路やOPアンプ回路が設計できるようになるように,手順を追って解説しました.時間をかけずにマスターできるように解説したつもりです.また,理解できずに先に進めなくなることもないと思います.初めて学ぶ人は,順を追って,またやり直したい人は知りたいところから読み進めていただければ,理解が深まると思います. なお,本書は,トランジスタ技術SPECIAL No.36「基礎からの電子回路設計ノート」をリニューアルしたものです. ■第1章 直流回路と交流回路の基礎知識
1. 直流回路の基礎 1.1 オームの法則 1.2 キルヒホッフの法則 1.3 キルヒホッフの法則の応用 1.4 抵抗の直列接続と並列接続 1.5 分圧法則と分流法則 1.6 線形素子と非線形素子 1.7 重ねの理 1.8 重ねの理の応用例 1.9 テブナンの定理 1.10 テブナンの定理の応用 1.11 電圧源と電流源 1.12 帆足-ミルマンの定理 1.13 直流における電力 1.14 電力を最大に取り出す条件 2. 交流回路の基礎 2.1 正弦波電圧・電流 2.2 実効値 2.3 抵抗回路 2.4 誘導回路 2.5 容量回路 2.6 RLC直列回路 2.7 交流における電力 2.8 交流回路の複素計算法 2.9 インピーダンスの直列接続法と並列接続法 3. 回路の過渡応答 3.1 CR直列回路 3.2 初期値最終値法 【コラム1.A】 クラーメルの公式 ■第2章 電子回路用語と部品の基礎知識 1. 電気の基礎 1.1 インピーダンス 1.2 インピーダンスのマッチング 1.3 デシベル(dB) 1.4 S/N比 1.5 雑音指数(NF) 2. 雑音対策 2.1 静電シールドと磁気シールド 2.2 ツイスト配線とトランスを用いた雑音対策 3. 部品に関する知識 3.1 抵抗 3.2 コンデンサ 3.3 トランス 3.4 ダイオード 3.5 トランジスタ 3.6 FET(電界効果トランジスタ) 3.7 集積回路(IC) 4. テスタの使い方 4.1 テスタの原理 4.2 テスタの使い方 【コラム2.B】 抵抗値の読み方 ■第3章 ディスクリート半導体の基礎知識 1. ダイオード 1.1 p型半導体とn 型半導体 1.2 PN接合とダイオード 1.3 ダイオードの使い方と注意事項 1.4 定電圧ダイオード(ツェナ・ダイオード) 1.5 発光ダイオード(LED) 1.6 可変容量ダイオード 2. トランジスタ 2.1 トランジスタの構造 2.2 トランジスタの準位図とトランジスタの働き 2.3 エミッタ接地の増幅作用 3. UJTとPUT 3.1 UJTの特性 3.2 UJTの発振について 3.3 PUT 4. FET 4.1 FETの原理 4.2 FETの特性 5. SCRとトライアック 5.1 SCRの構造 5.2 SCRの原理 5.3 SCRによる交流の位相制御 5.4 トライアック ■第4章 トランジスタ回路の基礎知識 1. トランジスタの基礎理論 1.1 等価電源定理 1.2 ベース接地のトランジスタ等価回路 1.3 エミッタ接地のトランジスタ等価回路 1.4 コレクタ接地(エミッタ・フォロワ)の等価回路 1.5 hパラメータ 1.6 固定バイアス回路 1.7 自己バイアス回路 1.8 電流帰還バイアス回路 1.9 電圧分割バイアス回路 2. トランジスタ応用回路 2.1 スイッチング回路 2.2 ダーリントン回路 2.3 エミッタ・フォロワ 2.4 CR結合増幅回路 2.5 エミッタ接地 -コレクタ接地2段直結増幅回路 2.6 電力増幅回路 ――抵抗負荷A級電力増幅器 2.7 電力増幅回路 ――トランス結合A級電力増幅器 2.8 電力増幅回路 ――B級プッシュプル電力増幅器 2.9 電力増幅回路 ――SEPP(シングルエンド・プッシュプル)電力増幅器 ■第5章 OPアンプ回路の基礎知識 1. OPアンプの基礎 1.1 OPアンプとは 1.2 OPアンプの特性 1.3 反転増幅器 1.4 非反転増幅器 1.5 ナレータとノレータを用いた計算手法 1.6 ボルテージ・フォロワ 1.7 OPアンプの特性を表すその他のパラメータ 1.8 バイアス電流とオフセット電圧の影響 2. 基本的なOPアンプ回路 2.1 加算回路 2.2 減算回路 2.3 高利得増幅回路 2.4 差動増幅回路 2.5 差動増幅回路 ――利得可変の単一差動アンプ 2.6 差動増幅回路 ――高入力インピーダンス差動アンプ ■第6章 トランジスタとOPアンプを使った回路設計の基礎知識 ──発振回路,定電圧/定電流回路,フィルタ回路── 1. 発振回路 1.1 LC発振回路――発振の原理 1.2 LC発振回路――LC発振回路の基本 1.3 LC発振回路――ハートレー発振回路 1.4 LC発振回路――コルピッツ発振回路 1.5 CR発振回路――微分型移相発振回路 1.6 CR発振回路――積分型移相発振回路 1.7 CR発振回路――OPアンプを使用した移相型CR正弦波発振器 1.8 ウィーン・ブリッジ正弦波発振回路(OPアンプ使用) 1.9 マルチバイブレータ発振回路(トランジスタ使用) 1.10 無安定マルチバイブレータ(OPアンプ使用) 1.11 マルチバイブレータ発振器(インバータ使用) 2. 定電圧回路と定電流回路 2.1 ツェナ・ダイオードを用いた定電圧回路(1) 2.2 ツェナ・ダイオードを用いた定電圧回路(2) 2.3 ツェナ・ダイオードとトランジスタを用いた簡単な定電圧電源 2.4 リプル・フィルタ 2.5 定電流ダイオードを利用した定電圧回路 2.6 ツェナ電圧VZと同電位の定電圧回路 2.7 1段の電圧-電流変換回路 2.8 2段の電圧-電流変換回路(1) 2.9 2段の電圧-電流変換回路(2) 2.10 定電流回路 3. フィルタ 3.1 CRローパス・フィルタ 3.2 ハイパス・フィルタ 3.3 アクティブ・フィルタ――1次のローパス・フィルタ 3.4 アクティブ・フィルタ――2次のローパス・フィルタ 3.5 アクティブ・フィルタ――2次のハイパス・フィルタ ■第7章 OPアンプを使った応用回路 1. OPアンプ応用回路 1.1 反転型交流増幅回路 1.2 非反転型交流増幅回路 1.3 反転型分圧帰還回路 1.4 反転型分圧帰還回路(別法) 1.5 連続利得可変回路 211 1.6 インスツルメンテーション・アンプ 1.7 インスツルメンテーション・アンプ(別法) 1.8 シュミット回路(ヒステリシス・コンパレータ) 1.9 単安定マルチバイブレータ(モノマルチ) 1.10 半波整流回路 1.11 絶対値増幅回路 1.12 方形波/三角波発振回路 1.13 発振周波数とデューティ比を独立に可変できる発振回路 1.14 負性インピーダンス変換器(NIC) 1.15 一般化インピーダンス変換器 1.16 インピーダンス・スケーラ 2. アナログ応用回路 2.1 発光ダイオード回路 2.2 トランジスタで駆動する発光ダイオード回路 2.3 微分回路 2.4 積分回路 2.5 カレント・ミラー回路 2.6 ミラー積分回路 2.7 ブースタ回路 2.8 スイッチト・キャパシタ・フィルタ(SCフィルタ) 2.9 復調器(反転・非反転切り替え回路 |
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