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アナログ・テクノロジ・シリーズns応答の超高速ドライバから超広帯域RFアンプまでGHz時代の実用アナログ回路設計
“Analog Circuit Design”は,旧リニアテクノロジー社の創設者の一人で,同社でCTOを務めた後,現在はアナログ・デバイセズ社でアナログ・グルとして活躍しているロバート・ドブキン氏と,30年以上にわたるリニアテクノロジー社在籍中に多くの寄稿を発表し,伝説のアナログ・グルと呼ばれた故ジム・ウィリアムズ氏が執筆した,アナログ・デザインのアプリケーション・ノート集です.2011年9月に出版された第一弾,“Analog Circuit Design: A Tutorial Guide to Applications and Solutions”に続く第二弾として“Analog Circuit Design, Volume 2 : Immersion in the Black Art of Analog Design”が出版されました.第二弾は3つのパートに分かれており,パート1は電源マネージメント,パート2はシグナル・チェーン,そしてパート3は回路集です.パート1については,2015年11月に日本語版が発行されています.本書はパート2の完全日本語版で,データ・コンバージョン,シグナル・コンディショニング,および高周波設計に関するさまざまなアプリケーションを解説しています.
目 次
第1部 データ・コンバージョン 第11章 電池1本で動作する回路 10kHz V-Fコンバータ 10ビットA/Dコンバータ サンプル-ホールド・アンプ 高速サンプル-ホールド・アンプ 温度補償を施した水晶発振器 昇圧出力アンプ 5V出力スイッチング・レギュレータ 時間精度を追求する技術 第12章 部品性能と測定技術の向上が16ビットDACのセトリング・タイムを確定する はじめに DACのセトリング時間 DACのセトリング時間測定についての考察 DACのセトリング時間測定の実際 セトリング時間測定回路の詳細 サンプリングによるセトリング時間測定回路の使用法 補償コンデンサによる影響 結果の検証─別の測定法 別の方法I─ブートストラップ型クランプ 別の方法II─サンプリング・オシロスコープ 別の方法III─差動アンプ 結果のまとめ この図表について 熱に起因するセトリング誤差 Appendix A 高精度D/A変換の歴史 Appendix B オシロスコープのオーバードライブ特性の評価について Appendix C アンプの残留遅延の測定と補正 Appendix D DAC用アンプの補償についての具体的考察 Appendix E 非常に特殊なケース─チョッパ安定化アンプのセトリング時間の測定 Appendix F シリアル入力DACのセトリング時間の測定 Appendix G ブレッドボードの組み立て,レイアウトそして配線テクニックについて Appendix H 重い負荷やライン終端を駆動するパワー・ゲイン段について 純正さの証明 第13章 A→Dコンバータの忠実度の試験 はじめに 概要 発振回路 発振器の歪みを検証 A→Dの試験 Appendix A A→Dの忠実度試験のツール 第2部 シグナル・コンディショニング 第14章 新しい電力バッファICのアプリケーション バッファ付き出力ライン・ドライバ 高速で安定なバッファ・アンプ ビデオ・ライン駆動アンプ 高速で高精度なサンプル-ホールド回路 モータの速度コントロール ファンを利用した温度コントローラ 第15章 計測および制御回路における熱テクニック 温度調節器 温度を安定化したPINフォトダイオードの信号処理回路 50MHz帯域の熱変換型RMS→DCコンバータ 低流速に対応する熱型流速計 熱を利用した風力計(空気の流速計) 熱的に安定化した低歪みウィーン・ブリッジ発振器 第16章 オペアンプのセトリング時間の測定法 第17章 高速コンパレータのテクニック はじめに LT1016─その概要 高速コンパレータの諸問題の一覧 オシロスコープ アプリケーション編 1Hz〜10MHz V→Fコンバータ 水晶発振子によって安定化した1Hz〜30MHz V→Fコンバータ 1Hz〜1MHz電圧制御サイン波発振器 200ns-0.01%サンプル&ホールド回路 高速トラック&ホールド回路 10nsサンプル&ホールド 5μs,12ビットA/Dコンバータ 安価で高速な10ビット・シリアル出力A/Dコンバータ 2.5MHz高精度整流回路/AC電圧計 10MHz光ファイバ受信器 12ns動作のサーキット・ブレーカ 50MHzトリガ回路 Appendix A バイパス・コンデンサについて Appendix B プローブとオシロスコープについて Appendix C グラウンド・プレーンについて Appendix D 測定装置の応答の測定 Appendix E レベル・シフトについて 第18章 高性能な電圧-周波数コンバータの設計 超高速1Hz〜100MHz V→Fコンバータ 高速応答1Hz〜2.5MHz V→Fコンバータ 高安定度な水晶安定化V→Fコンバータ 直線性が極めて良好なV→Fコンバータ 電池1本で動作するV→Fコンバータ サイン波出力V→Fコンバータ 伝達関数が1/XのV→Fコンバータ 伝達関数がE X のV→Fコンバータ 伝達特性がR 1/R 2=V 1/V 2のV→Fコンバータ 第19章 ユニークなICバッファがオペアンプ設計を強化し,高速アンプを手懐ける はじめに 設計コンセプト 基本設計 ブースト・フォロワ 電荷蓄積PNPトランジスタ 分離ベース・トランジスタ 完全な回路 バッファの性能 容量性負荷の分離 積分器 インパルス積分器 並列動作 広帯域アンプ トラック&ホールド 双方向性電流源 電圧レギュレータ 電圧/電流レギュレータ 電源スプリッタ 過負荷のクランピング 結論 謝辞 Appendix A 第20章 モノリシック・アンプのための電力増幅ステージ 150mA出力ステージ 高電流ブースタ Ultrafastフィードフォワード型電流ブースタ シンプルな電圧増幅ステージ 高電流レール・ツー・レール出力ステージ ±120V出力ステージ ユニポーラ出力,1000V増幅ステージ ±15V動作,バイポーラ出力,電圧増幅ステージ 第21章 複合アンプ 第22章 2次フィルタのカスケード接続による高次全極型バンドパス・フィルタのシンプルな設計法 はじめに バンドパス・フィルタの設計 回路の実装 バンドパス・フィルタの設計─設計の基礎となる理論 同一特性の2次バンドパス・セクションのカスケード接続 回路の実装 同一特性の2次BPセクションの2段以上のカスケード接続 数表の使い方 第23章 FilterCADユーザーズ・マニュアル,バージョン1.10 FilterCADとは? ハードウェア要件 フィルタとは何か ステップ1,基本設計 ステップ2,フィルタ特性のグラフ化 フィルタの実装 フィルタの設計データの保存 フィルタの設計データを読み込む レポートの印刷 FiterCADを終了する バターワース・ローパスの例 チェビシェフ・バンドパスの例 2つのエリプティックの例 カスタム・フィルタの設計例 カスケード接続の順番の変更 さらに実践的な設計例 ノッチ・フィルタ…最後の辺境 Appendix 1 FilterCADのデバイス・パラメータ・エディタ Appendix 2 参考文献 迅速な確実性の定量化 第24章 高精度広帯域アンプの30ナノセカンドのセトリング時間の測定 はじめに セトリング時間の定義 ナノセカンド領域のセトリング時間測定についての検討 実用的なナノセカンド級のセトリング時間測定方法 セトリング時間測定回路の詳細 サンプリング型セトリング時間測定回路の使用法 補償コンデンサによる影響 結果の検証─もう一つの方法 結果のまとめ Appendix A オシロスコープのオーバードライブ性能の評価 Appendix B サブナノセカンドの立ち上がり時間のパルス・ジェネレータ…心豊かな貧しき人々に Appendix C セトリング測定回路の遅延の測定と補正 Appendix D アンプの補償についての実践的考察 Appendix E ブレッドボードの組み立て,レイアウトおよび接続のテクニック 第25章 2GHz差動増幅器/ADCドライバの応用と最適化 1 序論 2 低歪み 3 低ノイズ 4 ゲインとパワーの選択肢 5 入力の考察 6 ダイナミック・レンジと出力ネットワーク 7 安定性 8 レイアウトの考察 9 結論 10 Appendix A 用語と定義 11 Appendix B ノイズ計算の例 12 Appendix C 電圧と電流ノイズ相関の計算によるノイズ性能の最適化 13 Appendix D 引用された業績 静止状態への急速な移行を定量化する 第26章 広帯域アンプのための2ns,0.1%分解能でのセトリング時間測定 はじめに セトリング時間の定義 ナノ秒領域のセトリング時間を測定するための考慮 ナノ秒のセトリング時間測定の実際 セトリング時間測定回路の詳細 サンプリング・ベースのセトリング時間測定回路の使いかた 結果の検証─ 別の方法 結果と測定限界のまとめ Appendix A セトリング時間測定回路の遅延の測定と補償,および調整の手順 Appendix B アンプの補償についての実践上の配慮 Appendix C オシロスコープのオーバードライブ性能を評価する Appendix D Z 0プローブについて Appendix E 接続,ケーブル,アダプタ,アッテネータ,プローブそしてピコ秒 Appendix F ブレッドボード実装,レイアウトおよび接続のテクニック Appendix G 帯域幅はどれだけあれば十分か Appendix H 立ち上がり時間と遅延の測定における完全性の検証 空気の詰まったオリーブ瓶が教えるシグナル・コンディショニング 第27章 音響温度測定入門 はじめに 音響温度測定 実施上の配慮点 概要 詳細な回路図 Appendix A 測定経路のキャリブレーション Appendix B 第3部 高周波/RFデザイン バラクタ制御(バリキャップ制御)の性能低下を防ぐ 第28章 スイッチング・レギュレータを使った低ノイズなバラクタ(バリキャップ)・バイアシング はじめに バラクタ・バイアス方法の考察 低ノイズ・スイッチング・レギュレータの設計 レイアウトの問題 レベル・シフト テスト回路 ノイズ性能 不適切な測定テクニックの影響 周波数領域の性能 Appendix A Zetexの可変容量ダイオード Appendix B プリアンプとオシロスコープの選定 Appendix C 低レベル・広帯域信号のためのプロービングと接続のテクニック 第29章 安価な結合方法でRFパワー検出器が方向性結合器を置き換える はじめに LTCパワー・コントローラとともに使用するための代替結合ソリューション 動作理論 考察 テスト・セットアップと測定 LTC5505パワー検出器用の結合ソリューション 結論 第30章 RMSパワー検出器の出力精度の温度特性を向上させる イントロダクション LTC5583の温度補償設計 2回目の反復計算 LTC5582シングル検出器 おわりに 関連商品
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