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インターフェース・デザイン・シリーズプロトコルの基本から基板設計,機能実装までPCI Express設計の基礎と応用
■本書関連データは,オンライン・サポート・サイトCQconnectからダウンロードできます. パソコンの拡張用外部インターフェースが従来のPCIからPCI Expressに置き換わっています.それに伴って,産業用機器や高速伝送が必要な画像処理機器,通信機器でもPCI Expressが普及してきました.しかし数Gビット/秒におよぶ高速シリアル・インターフェースであるPCI Expressのボード設計やFPGA設計は一筋縄ではいきません.
そこで本書では,PCI Expressの基礎知識やアドイン・カードのハードウェア設計,高速シリアル信号の計測技術などについて解説します. (本書は,Design Wave Magazine掲載記事を中心に加筆・再編集したものです.) 目次
カラー・プレビュー PCI Expressアドイン・カード解体新書 100枚もの画像をたった1秒で送ることができる高速シリアル・インターフェース Prologue PCI Expressの時代がやってきた! 1 PCI Expressとは 2 PCIから進化したPCI Express 3 PCI Expressでできること 4 転送速度を選べる/基板設計が容易/PCIとソフトウェア互換… 5 作り込みやすくなってきたPCI Express 6 USB 3.0はPCI Expressの物理層を採用 【コラム】データ転送のシリアル化が進む理由 プロトコル構成やレジスタや物理層の動作などがしっかり分かる! 第1章 PCI Expressの基礎知識 1-1 システム構成とプロトコル階層 1-2 トランザクション層の機能 1-3 データ・リンク層の機能 1-4 ソフトウェア層――従来PCIとの互換性を維持 1-5 物理層の技術 1-6 物理層の電気サブブロック基本技術 【コラム1-1】PCI Express策定の歴史 【コラム1-2】反射やノイズに配慮したクロック伝送の工夫 物理現象を理解すれば高速差動伝送は怖くない! 第2章 伝送方式とプリント・パターン設計 2-1 当たり前になってきた高速シリアル信号 2-2 マザーボード上の高速インターフェースの信号を考察する 2-3 プリント基板パターン設計のポイント 2-4 Gen1(2.5Gbps)とGen2(5Gbps)の違い 2-5 5Gbps,Gen2基板の配線パターン設計 【コラム2-1】ガラス繊維の編み方による信号劣化 誤挿入防止や取り付けのための工夫が分かる Appendix A アドイン・カードのピン配置と外形寸法 A-1 コネクタのピン・アサイン A-2 外形寸法や取り付けのしくみ 低コストのアドイン・カードで使う高速パラレル・インターフェースPIPE 第3章 PHYチップを使った基板設計 3-1 PHYチップのメリットとデメリット 3-2 標準インターフェースPIPEとは 3-3 高速パラレル・インターフェースPIPEの基板設計 3-4 PCI ExpressソフトIPコアの実装例 3-5 PHYチップとPIPEの今後 マルチ電源の回路設計と基板設計をマスタ! 第4章 アドイン・カードの電源設計 4-1 要求される電源仕様 4-2 電源仕様を満たし小型化できる電源デバイスを選ぶ 4-3 プリント・パターン設計 【コラム4-1】PCI Expressパワーアップ・シーケンス CPUを介さず高速にデータをやりとりさせる Appendix B FPGAで実現するDMA転送 B-1 ハード・マクロとソフト・マクロの回路使用率の違い B-2 DMA転送速度の測定実験 B-3 最大データ転送量の最適化設計 ソース公開の無償IPコアでよく分かる 第5章 FPGA用IPコアの選び方 5-1 PCI Expressのおさらい 5-2 IPコアの選定基準 【コラム5-1】高価なロジアナを使わずにFPGAの実機動作を確認する方法 無償IPコアですぐ試せる 第6章 IPコアを使ったFPGA設計入門 6-1 転送速度の実測 6-2 転送速度を見積もる 6-3 x8サポート対象外のFPGAでx8を実現する技術 【コラム6-1】ソース・コードを公開した無償のPCI Express IPコア 【コラム6-2】PCI Express IPコア開発に要する時間 データ転送能力を最大限に取り出す 第7章 IPコアを使ったLSI設計事例 7-1 要求機能と性能の洗い出し 7-2 PCI ExpressのIPコア選定 7-3 PCI Express搭載LSI開発の注意点 7-4 FPGAによる実機評価 【コラム7-1】PCI Express-ローカル・バス・ブリッジLSIの特徴 ジッタやアイ・ダイヤグラムが分かる 第8章 信号品質の評価方法とコンプライアンス・テスト 8-1 要求される信号品質テスト項目 8-2 送受信端の信号の仕様 8-3 物理層コンプライアンス・テストの進め方 8-4 開発段階で使う測定技術 【コラム8-1】オシロスコープの周波数帯域 【コラム8-2】ケーブル仕様とExpressCard 高速シリアル伝送で重要 第9章 ジッタ仕様と測定環境 9-1 ますます重要になるジッタ測定 9-2 5Gbpsで採用されたジッタ測定 9-3 オシロスコープの選び方 9-4 プローブやケーブルの接続 ランダム・ジッタとデタミニスティック・ジッタ Appendix C ジッタの特徴と測定原理 C-1 ジッタの種類と特徴 C-2 ジッタ測定の原理 アドレス空間を割り当ててハードウェア情報を格納する 第10章 ソフトウェアの階層構造とハードウェアとの関連付け 10-1 ソフトウェアの構成と役割 10-2 CPUとハードウェアの関連付け 各階層で用意されるインターフェースを整理する 第11章 PCI Expressソフトウェアの役割 11-1 BIOS:ハードウェアにアクセスするインターフェース 11-2 バス・ドライバ:バス構成で使うデバイス・ドライバの一種 11-3 デバイス・ドライバ:アプリケーションとの窓口 レーン数や信号の極性などユーザの独自仕様に適応するための初期設定動作を理解する 第12章 ハードウェア接続時の初期化処理 12-1 通信経路を確立するまでに行うこと 12-2 リンクの初期化時に対向デバイスから送られるデータ列 12-3 手順その1:通信相手がいるかを確認するレシーバ検出 12-4 手順その2:通信経路の状態を調べるためのリンク・トレーニング詳細 筆者紹介 ■畑山 仁 プロローグ,第1章,第8章,第9章,Appendix-C,第12章 ■野崎 原生 第1章,第12章 ■志田 晟 第2章,Appendix-A ■福田 光治 カラー・プリビュー,第3章 ■鈴木 正人 第4章,Appendix-B ■今井 淳 第4章,Appendix-B ■川井 敦 第5章,第6章 ■五十嵐 拓郎 第7章 ■永尾 裕樹 第10章,第11章 関連商品
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