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トランジスタ技術SPECIALモータ/LED/スピーカ…どんな負荷もソフトウェアで思いのままにTRSP No.119 はじめてのディジタル・パワー制御
本書では,dsPICマイコンを使用したパワー制御基板を製作し,応用実験を行いながら,いろいろなパワー制御の実例を解説します.
近年,太陽電池/LED/バッテリ/モータなどのパワー系負荷を効率よくディジタルに制御する専用マイコンやFPGAが続々と誕生しています.これは,少しの無駄も出さないきめ細かい制御が可能で,また,いろいろな負荷に対して柔軟な制御プログラミングができ,部品点数が少なく信頼性が高い,経年変化が小さいなどのメリットがあるからです. 本書前半では,dsPIC マイコン,パワー・アンプIC,液晶ディスプレイを搭載した基板を製作し,動かしながら新時代のパワー制御技術をマスタします.後半では,使用したdsPICマイコンのプログラミングの勘所について詳細に解説しています. 目次
次世代のパワー制御にチャレンジしよう Introduction ディジタル制御電源の幕開け 第1部 ディジタル・パワー制御の基本と制御ボードの製作・応用 マイコンによるきめ細かい制御で省電力化と高性能化を両立 第1章 今どきのパワー・エレクトロニクス ■ほんの少しの無駄も逃さないきめ細かい制御が「今風」 ■ディジタル・パワー制御のキー・テクノロジ(1)「PWM制御」 ■ディジタル・パワー制御のキー・テクノロジ(2)「フィードバック制御」 ■電子回路に見るPWM制御とフィードバック制御 ■マイコンで電圧を変換するには ■パワー制御に使えるマイコンのいろいろ ■マイコンを使ったパワー制御の例 第1部〜第2部の実験内容と試作したパワー・ボードの設定 第1部〜第2部の参考文献 高速処理マイコンとワンチップ・パワー・アンプICで簡単設計 第2章 今どきのパワー制御を体験できる実験ボードを作る ■実験ボードの仕様 ■キーパーツその1…ワンチップ・マイコンdsPIC33FJ16GS502 ■キーパーツその2…ワンチップ・パワー・アンプIC NJW4800 ■その他のキー・パーツ Cコンパイラとドキュメントのダウンロード dsPICの主な技術資料 希望の温度に素早く収束させる制御を体験する 第3章 ヒータと温度センサで水温を上げ下げする実験 ■こたつの中の温度が一定になるしくみ ■水温制御の実験の準備 ■実験1…ヒータを1度ON/OFFするだけで対象の性質がわかる ■実験2…ヒータをON/OFFして水温をねらいの温度に制御する ■実験3…水温がなかなか上がらないと発振したり大きな誤差が出る ■実験4…応答の遅れがある対象も発振や誤差なく制御するには パワー・アンプIC NJW4800のパルス・バイ・パルス方式過電流保護回路 第2部 ディジタル・パワー制御の応用事例集 3色LEDの色合いと輝度をスムーズに変えるテクニック 第4章 マイコン制御のLED電気スタンドを作る ■色合いと明るさの個別調整が簡単で回路もシンプル ■LED照明部の設計 ■実験…LEDを点灯させる ■定電流制御を実現するプログラム ■輝度調整のプログラム ■きれいな方形波状の電流で駆動する 定電圧定電流電源のメリット 電圧と周波数を上手に制御して低速から高速までスムーズに 第5章 マイコンによるモータの回転コントロール ■マイコン制御だからこそできること ■モータを回す準備 ■実験1…モータの特性を調べる ■ソフトウェアの作り方 ディジタル・フィルタリングとPWM生成のテクニック 第6章 音質調整機能付き高効率パワー・アンプの製作 ■信号の流れ ■PWM信号の生成モードとスイッチング周波数の検討 ■音楽を再生してみる ■周波数特性調整機能「グラフィック・イコライザ」を実現する ■信号処理プログラムのポイント ■製作したオーディオ・アンプのひずみ率 刻々と変化する発電と充電状態をパソコンに転送&解析 第7章 太陽光パネルによる鉛蓄電池の高効率充電 ■予備実験1…太陽光パネルの発電性能を実測 ■予備実験2…パワー・ボードの試運転 ■予備実験3…鉛蓄電池の充放電 ■本番の実験…太陽光パネルと鉛蓄電池を組み合わせる ■プログラムの作り方 鉛蓄電池の取り扱い方 晴れても曇ってもパネルが最大電力状態になる制御 Appendix A dsPICマイコンの初期設定 Appendix B 誤差増幅回路をマイコンに作り込む方法 第3部 インバータ/ディジタル電源用の定番マイコン dsPIC33Fプログラミング入門 dsPICマイコンの基本を学んでオリジナル・ソフトウェアを作れるようになろう 第8章 マイコンのハードウェアの動きを体感する ■内部ハードウェアの動き方と動かし方のイメージ ■実験(1)ソフトウェアで出力ポートをL/HさせてLEDを点滅させる ■実験(2)CPUを止めてハードウェアだけでLEDを点滅させる トランジスタ技術ホームページ 特設サイトのご案内 dsPICマイコンの基本を学んでオリジナル・ソフトウェアを作れるようになろう 第9章 クロックとPWMを最高速度・最高分解能に設定する ■dsPIC33Fのクロックを最高速に設定する ■高速PWMの設定 ■PWM出力ピンの設定 ■クロックとPWMを最高値に設定するプログラム 本書で使うdsPICマイコンはシリーズ中最高速のPWMを生成できる データシートの用語の不統一で一時混乱状態に… PWMの分解能とスイッチング・ノイズの深い関係 dsPICマイコンの基本を学んでオリジナル・ソフトウェアを作れるようになろう 第10章 A-Dコンバータの使い方 ■dsPICのA-Dコンバータ ■割り込みの使い方 ■テンプレート・プログラムを作る 第4部 ソフトウェア制御スイッチング電源の研究 電源の新たな方向性が見える 第11章 ディジタル化のメリットと専用マイコン ■ディジタル制御電源には2種類ある ■ディジタル化するメリット ■マイコンに求められる性能 ボード線図で見るPI制御 第12章 ソフトウェア制御のDC-DCコンバータを作る ■STEP1…出力電圧を安定化させる ■STEP2…発振しない電源に仕上げる ■実機で周波数特性が最適化されていることを確認 PWM回路の遅延 PWMのスイッチング周波数とLCフィルタ 電源のフィードバック制御理論が分かるとマイコンの中身が分かる 第13章 手計算でDC DCコンバータのフィードバック制御を設計する ■定電圧制御ステップダウン・コンバータの伝達関数 ■伝達関数を使って安定性を調べてみる エラー・アンプのゲインが大きいことはフィードバック制御の前提条件 |
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