特集は，「1万円で体験するAI画像認識」です．私たちの身の回りを見ると，AI技術を使ったシステムが徐々に浸透してきているのを感じます．実用的なAI技術は，価格が抑えられた開発キットが入手できるようになり，気軽にAI技術の一端を試してみることができるようになってきました．
　スティック型推論アクセラレータ(Intel Neural Compute Stick2)をラズベリー・パイに挿し，AI画像認識を体験します．ソフトウェアは，無料でダウンロードできるコンピュータビジョン統合ツールOpenVINOを使います．「AIとはどんな技術なのか？」と思っている方にぴったりの特集です．自分の手でAIシステムを構築して，AI画像認識を体験してみましょう．
　特別企画「クラウド・サービスAmbient x M5Stack = 楽々データの見える化！」では，IoT向けクラウド・サービスAmbientを利用したIoT機器の利用例とシステムの構築方法を解説しました．ESP系マイコンを利用しているので気軽にプログラミングができます．解説で使ったサンプル・プログラムは編集部のWebサイトからダウンロードできるので，簡単にカスタマイズして利用することも可能です．