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トランジスタ技術SPECIAL for フレッシャーズ徹底図解 マイコン周辺回路から回路測定とノイズ対策までTRSP No.107 電子回路のコモンセンス【オンデマンド版】
電子機器の設計に際しては,エレクトロニクス関連の基礎知識が必須であるのは当然のことですが,トランジスタやOPアンプをはじめとして,A-D/D-Aコンバータ,各種の機能ICなどの半導体デバイスの応用技術を駆使することが不可欠です.また,マイコンやPLDなどのプログラマブルなデバイスの応用では,その周辺回路の応用技術も重要です.しかし,これらの応用技術は,ベテランの間ではすでに常識(コモンセンス)となっているさまざまな知識や経験のうえに集大成されています.
No.107では,電子回路設計のさまざまな分野について,これらのコモンセンスを集めて,フレッシャーズ(新入社員および初心者)に向けてわかりやすく解説します. 目次
部品やICを操り回路を機能させる頭脳役 第1章 マイコン活用のコモンセンス 1-1 マイコンとは あらゆる電子機器に使われている 1-2 マイコンの基本構成 処理と記憶と入出力 1-3 マイコンの構成要素 その1…CPU 命令の読み出し〜解読〜実行を繰り返す 1-4 マイコンの構成要素 その2…メイン・メモリ プラグラムとデータを記憶する 1-5 マイコンの構成要素 その3…入出力 外部と情報のやりとりを行う 1-6 コンピュータの主要機能「割り込み」 いろいろな処理に優先順位をつけられる 1-7 マイコンの選択の方法 五つの基本的な検討事項 1-8 ソフトウェアの開発 プログラム言語と開発用ツールを使う 1-9 OSが必要かどうかを見極める メリットが多いがデメリットもある コラム ・コンピュータは人の脳のように考えることはできない ディジタル信号の高速処理のために 第2章 ディジタル回路のコモンセンス 2-1 ディジタル信号の性質と伝送のためのルール 規格化された伝送方式が多くある 2-2 ディジタル信号同士をインターフェースするIC 電圧レベルが規格化されている 2-3 マイコンとディジタルIC 機能を追加するインターフェース回路に使用する 2-4 ディジタルICのいろいろ 複雑な専用機能を実現したICが多くある 2-5 データを保存/記憶するメモリIC 容量やスピードによって選択する 2-6 メカニカル・スイッチからの入力 チャタリングをキャンセルする必要がある ICで作れない回路はこのデバイスで対応できる 第3章 トランジスタ活用のコモンセンス 3-1 ディスクリート・トランジスタの使われる場所 個別に配置したほうが便利な場合がある 3-2 バイポーラとFETがある 用途に合わせて多様なパッケージで供給される 3-3 壊さずに安心して使うために 最大定格とディレーティング 3-4 ディスクリート・トランジスタの応用例 各種ドライバからバッファ・アンプまで コラム ・トランジスタの電気的特性ミニ・ガイド 繊細なアナログ信号の加工役 第4章 OPアンプ活用のコモンセンス 4-1 OPアンプの位置付け アナログ信号を扱う基本的なIC 4-2 OPアンプの分類と外観 用途に応じて多種多様な製品がある 4-3 OPアンプの使いかた 反転増幅回路と非反転増幅回路 4-4 まず汎用型が使えないか検討する 種類も多く供給も安定している 4-5 センサ回路に向く高精度型 オフセットとドリフトに注意して使用する 4-6 ビデオ回路や高周波回路に使う高速型 放熱と発振防止に留意して使用する 4-7 モータも駆動できる高出力型 大電流/高電圧を扱える 4-8 電池動作に向く低電圧/低消費電力型 CMOSタイプのOPアンプに多い 4-9 計測回路などに使われる低雑音型 抵抗から発生する雑音に注意して使用する コラム ・OPアンプを補助するディスクリート部品 アナログ回路とディジタル回路の仲介役 第5章 A-D/D-Aコンバータ活用のコモンセンス 5-1 A-D/D-Aコンバータの役割と応用 アナログ信号とディジタル信号を橋渡しする 5-2 A-Dコンバータの性能を表す重要なスペック 分解能と変換速度 5-3 変換後のディジタル・データのコードと電圧値 理想コンバータの変換特性 5-4 入力できる信号の周波数には限界がある エイリアシング現象が発生する 5-5 変換時に生じるいろいろな誤差 コンバータICの特性として現れる 5-6 A-Dコンバータの方式 分解能とサンプリング・レートを左右する 5-7 性能に影響する変換コア以外の回路 入力回路の特性と出力の形成 5-8 実際のA-D変換回路の例 ボリュームの抵抗値変化をディジタルに変換する 5-9 サンプル・クロックのジッタに注意 精度を悪化させるディジタル側の要因 5-10 A-Dコンバータの周辺回路 広いレンジの信号を高精度に変換する 5-11 10Mspsを越える高速A-Dコンバータの応用 高周波の信号を高精度で変換する 5-12 ディジタル信号をアナログに変換するD-Aコンバータ 各種のICの中でも使われている コラム ・ディジタルが得意なもの,アナログが得意なもの ・分解能と最高サンプリング・レートから見るA-D変換方式の勢力地図 ・おもなA-DコンバータICのメーカ 数W以上の大電力を処理する 第6章 パワー・デバイス活用のコモンセンス 6-1 パワー・デバイスの役割 省エネルギー化に重要な役割を果たす 6-2 スイッチング用のデバイスが主流 種類によって異なる特性と最大定格に留意する 6-3 放熱性とインダクタンスに配慮したパッケージ 外形から見るパワー・デバイス 6-4 パワーMOSFETの特徴 損失が小さく発熱しないパワー半導体と駆動法 6-5 パワーMOSFETを高速にスイッチングするには 最適なゲート電圧で駆動する 6-6 ワンチップのゲート・ドライブIC MOSFETドライブ回路をIC化した 6-7 ドライバとパワー・デバイスが一つになったIC 高速なスイッチングが可能 電子回路の安定動作に欠かせない 第7章 電源回路のコモンセンス 7-1 リニア動作の電源IC 高安定で低ノイズ 7-2 レギュレータの種類を使い分ける 発熱を抑えて小型化するには 7-3 慣れないうちはモジュールやワンチップICを検討 安全性や寿命に留意する 7-4 定番ICとその応用例 簡単に安定した電源回路が作れる 7-5 回路や負荷を破壊から守る回路 電源まわりにはさまざまな保護回路が必要 コラム ・主な電源周辺部品メーカ ・無償の電源設計ツールがたくさん 空間でデータをやりとりする 第8章 ワイヤレス回路のコモンセンス 8-1 電波を利用するためのマナー 空間に信号を放出するからこそ 8-2 設計前に検討すべき事柄 法律による規制がある 8-3 高周波でよく使われる部品 特徴的な部品とその形状 8-4 高周波特有の現象 低周波領域での常識は通用しない 8-5 定番ICとその応用回路 スーパーヘテロダイン方式を例にして コラム ・日本の電波法が規制している項目 ICの性質を決めている材料を知る 第9章 半導体のコモンセンス 9-1 半導体の分類 使用する材料やトランジスタの構成法で分けられる 9-2 半導体の製造工程とパッケージ 高集積化にともなって小型/多ピンのICが増えてきた 開発した回路の性能や機能を正しく評価する 第10章 評価と測定のコモンセンス 10-1 測定器の種類と適材適所 目的に応じて最適な測定を行う 10-2 ハンディ・タイプのマルチ測定器「テスタ」 アナログ式とディジタル式を使い分ける 10-3 電気信号の姿が映し出される「オシロスコープ」 正しく使用しないと正しい波形は表示されない 10-4 信号の周波数成分を調べるスペクトラム・アナライザ 高周波回路の評価やノイズ観測などに便利 10-5 複数のロジック信号を一度に観測できる「ロジアナ」 信号のパターンによってトリガをかけられる 10-6 手作りできる簡易測定器 作っておくと便利に使える 10-7 正確な測定のためのチェックポイント 周囲の環境にも留意する 10-8 測定器を使う場合の注意点 正しく使用して精度の高いデータを取る コラム ・オシロスコープの立ち上がり時間 ・主な測定器メーカ ・測定の意味をいつも考えよう 妨害を出さずにノイズや静電気に対して強くする 第11章 EMC/ESD対策のコモンセンス 11-1 電磁両立性あるいは電磁環境両立性(EMC) 妨害の少なさ(EMI)と妨害に対する強さ(EMS) 11-2 ディジタルICにはパスコンを入れる パスコンの入れかたによって大きな差が出る 11-3 FBやEMIフィルタの活用 保護用部品も正しく使わないと効果が出ない 11-4 周波数拡散クロックの使用には注意が必要 ディジタル変復調機器では悪化する場合がある 11-5 プリント基板設計の基本 EMCを考慮してパターンを設計する コラム ・ディジタル通信時代の測定法 ・ESLの低いLW逆転コンデンサ ・自家中毒とは呼ばず,機内妨害と呼びましょう ・EMCエンジニアとしてのスキルアップ 設計から製造までの流れと法規制 第12章 製品設計のコモンセンス 12-1 プリント基板のできるまで 回路図を作成することだけが設計者の仕事ではない 12-2 必ず守らなければならない法規制 安全規格から貿易規制までさまざまな法規がある コラム ・部品のレイアウトにはメリハリをつける |
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