WebShop>書籍・雑誌総合案内>完全ディジタル!ダイレクトUSBヘッドホン組み立てキットDNHR001TGKIT
WebShop内検索(googleで本サイトを検索:別ウィンドウ)
<取扱い商品>完全ディジタル!ダイレクトUSBヘッドホン組み立てキットDNHR001TGKIT
インターネットから音楽データをダウンロードするのが当たり前の時代です.それらは,短時間で多くの曲をダウンロードできるデータ圧縮された音源(MP3など)で,CDよりも信号の品質が劣化しています.最近はプレーヤの内蔵メモリの容量も増し,インターネット回線の通信速度も上がり,ハイレゾと呼ばれる24ビット,48/96kHzというCDをはるかに超える情報量をもつディジタル音源(PCM)の配信が始まっています.
本ヘッドホンは,高精細なハイレゾ音源を再生する機能を内蔵したUSB直結のディジタル・ヘッドホンです. (1)ダイレクトUSB接続フルディジタル・ヘッドホンのスペック
項目:スペック ホスト接続:USBコネクタ(USB2.0対応.Windows,MacOSXでは標準ドライバで動作) オーディオIC:トライジェンスセミコンダクター製Dnote7U(アシンクロナスUSBインターフェース,プログラマブルAudio DSP,ディジタル・スピーカ・ドライバ内蔵) PCMフォーマット:48k/96kHz,24ビット タイプ:密閉型/背面開放型 ユニット:Φ40フルレンジ 出力音圧レベル:101±5dBSPL (@1kHz) ボイス・コイル:3層並列巻き インピーダンス:26Ω×3コイル (2)組み立てキットの内容 ◆ドライバ,バッフルとハウジング ◆Dnote7U搭載プリント基板 ◆ヘッド・バンド ◆USBケーブル 機能別にパーツが分かれているので,組み立てマニュアルに従って組み立てます.一部はんだ付けも必要です.組み立てには,プラス・ドライバ,20Wぐらいのはんだゴテと少量のはんだが必要です. 免責 ・組み立ての過程におきまして,キットに同梱されている基板や部品を損傷/破壊したとしても,CQ出版社はいっさいの責任を負いません. ・キットを組み立てる過程,および使用時に生じたいかなる損害においても,CQ出版社はいっさいの責任を負いません. ・キットは,日本国内用としてのみ開発・販売しております. ・動作した事例を示していますが,どのような条件でもハイレゾの再生ができるかは,保証いたしません.弊社では専用プレーヤ・ソフトは用意していません. ・大変耳の感度の高い方では,無音時にノイズが聞こえる場合があります. (3)各OSでの音の出し方 ◆Windows7 PCのUSBコネクタと,ヘッドホンのminiUSBを付属のケーブルでつなぎます. つないだ直後は,音量は最小にセットされています.Lの表示ある側にあるボリュームを押し,音量を適正になるまで上げてください. 初めてつないだときには,自動でドライバ導入されます. 音楽プレーヤWMPで音を出すことができます.サウンド・デバイスに「Dnote Digital Speaker」を選択してください. このままでも普通に音楽を聴くことはできますが,音源データを正しくヘッドホンへ送るためには,WASAPI対応のプレーヤを使い,「排他モード」を選ぶことでUSBオーディオ信号をほかの音声・オーディオ信号とミキシングすることなく出力することができます.また,24ビット96kHzまでのハイレゾ(PCM)音源は,その音源が再生できるプレーヤを利用してください.よく使われるのは,「foobar2000」(http://www.foobar2000.org/)に「WASAPI.fb2k-component」を導入したプレーヤです.16ビット44.1kHzなどの音源再生にはResampler (PPHS)を設定し48kHzもしくは96kHzにリサプリングします. ◆Mac OS X USBケーブルで接続するだけで使えるようになります.iTunesなどのプレーヤを用い,スピーカの出力に「Dnote Digital Speaker」を選べばそのまま利用できます. このままでも普通に音楽を聴くことはできますが,音源データを正しくヘッドホンへ送るためには,HOGモード対応のプレーヤ(iTunesは対応していない)を使うことで,USBオーディオ信号をほかの音声・オーディオ信号とミキシングすることなく出力することができます.また,24ビット96kHzまでのハイレゾ(PCM)音源は,その音源が再生できるプレーヤを利用してください.よく使われるのは,有料ですが「Audirvana Plus」(http://audirvana.com/)です. ◆iOS7 iPhoneもしくはiPadは,「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning-USBカメラアダプタ」を使用することでハイレゾ音源を再生できます. 標準アプリでもWAV/AIFFは再生できますが,対応フォーマットが48kHz/24ビットまでです.96kHz/24ビットまでのハイレゾ(PCM)音源は,その音源が再生できるプレーヤを利用してください.たとえば,ハイレゾ対応は有料ですが「HF Player」(https://itunes.apple.com/jp/app/onkyo-hf-player/id704139896?mt=8)があります.カメラ・コネクトを使って接続しても正常に再生できませんが(バージョン1.0.6),途中にハブを入れると問題なく再生できます. ◆Android4.1 各社USBオーディオの扱いが異なるので,ディジタル出力をサポートしているかどうかは,試してみてください.スマホの本体はmicro-USBコネクタであるため,付属のケーブルを使うときは,OTG規格の変換コネクタ・ケーブルが必要です. ハイレゾ(PCM)音源の再生は,有料ですがUSB Audio Player PRO(動作可能のAndroid端末とUSB DACの組み合わせ:http://www.extreamsd.com/USBAudioRecorderPRO/)で可能です. (4) イコライザによる周波数特性などの変更(別売;準備中) ヘッドホン内部のプリント基板上にはI2Cのインターフェース(シルク印刷でPin1と書かれたピンヘッダ:2番ピン-SDA,3番ピン-SCL,1番ピン-GND)が用意されています. WindowsPCと接続し,ユーティリティを起動し,「イコライザ(EQ)」の機能を利用し,周波数特性などを変更することができます.変更後はレジスタに書き込みをすることで,I2Cの接続を解除した後でもその変更状態でヘッドホンを利用することができます. (5)ハイレゾ音源の配信サイト例 ◆サンプル・データ Nordic Sound:http://www.2l.no/ 右上の「2L brand store」から「TEST Bench HD audio files」を選択 ◆国内 mora e-onkyo music ototoy ◆海外 LINN RECORDS HD tracks CD音源(16ビット/44.1kHz)および24ビット96kHz以上のハイレゾ・データの再生は,PCやスマホのプレーヤ・アプリケーションにサンプリング・コンバート機能がある場合に再生できます.また,本ヘッドホンはDSDには対応していません. |
書籍・雑誌総合案内