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トランジスタ技術SPECIALトランジスタからヒューズまで! 高効率・低損失な設計のためにTRSP No.168 パワエレ回路技術 部品特性から入門
本書は,部品特性からパワエレの回路技術を解説します.
高効率・低損失を実現できる注目のSiCやGaN,シリコンのパワーMOSFETやIGBTといったパワー半導体の理解がまず重要です.さらに,トランス/コイルやコンデンサ,ヒューズ等の保護部品まで取り上げます. 目 次
Introduction パワエレ回路は部品からおさえるべし 第1部 パワー・トランジスタ&ダイオードの回路技術 パワエレのコモンセンス 第1章 パワーMOSFETとスイッチング動作入門 高耐圧と低オン抵抗を両立できるSiCやGaNが期待される背景 第2章 パワーMOSFETの半導体構造とシリコンの限界 小型/高速/低損失の実力とこれからの課題 第3章 新しいパワーMOSFET…SiCとGaN 出力容量と動作周波数で用途によって使い分ける Appendix 1 パワー半導体デバイスの使い分け方 パワーMOSFETと構造は似ているが得意/不得意が異なる 第4章 大電流スイッチング素子「IGBT」のしくみ パワーMOSFETとIGBT,SiC MOSFETを比べる 第5章 実測比較! SiC MOSFETと従来パワー半導体の性能 ダイオードのメカニズムと損失が発生する理由を把握する 第6章 数千V,数百Aに耐えるパワー・ダイオードのしくみ よく使う数十W以下のスイッチング電源作りを例に 第7章 スイッチング電源に使えるダイオードの選び方 マイコン直結で200V級出力! 高密度モジュールDIPIPM回路の研究 第8章 インバータ機器向けパワー・モジュールに見るパワエレ・パターン設計の勘どころ 数百Vより上のパワー半導体の世界もおさえる 第9章 まだ現役! サイリスタ&トライアック 第2部 パワー・トランス&コイル…しくみと特性 電源回路の性能を左右するキーパーツ 第10章 スイッチング電源用トランスの基礎 トランス/コイルの最適設計に重要な指標をシミュレーションで確認する 第11章 高効率化のための基本パラメータ(1) 磁束密度 試作の前に高精度に設計検証 第12章 高効率化のための基本パラメータ(2) インダクタンス 計測が難しい導体内の電流をシミュレーションで検証 第13章 高効率化のための基本パラメータ(3) 電流密度と抵抗損 磁気シミュレーションの結果を回路シミュレーションに取り込む Appendix 2 トランスのモデルと回路シミュレーションの連係 電線を使わずに電気エネルギーを伝える不思議な部品 第14章 トランスを磁気の目で見てみよう 磁気のふるまいを電気に置き換えて理解しよう 第15章 磁気回路によるインダクタンスの計算 第3部 パワエレ向けコンデンサ…しくみと特性 誘電体の材料と構造が特性を決めている 第16章 コンデンサの種類 電源の平滑回路用によく使われる 第17章 小型大容量を得られるアルミ電解コンデンサ 自動車の動力系に欠かせない 第18章 高耐圧で周波数特性に優れるフィルム・コンデンサ 第4部 パワエレに必須の保護部品…しくみと特性 役割/使われどころから種類/構造まで 第19章 ヒューズの基礎知識 エレメントの構造と溶断特性の相違 第20章 ヒューズの動作原理 感電や発煙,発火などを防ぐために決められている Appendix 3 各国のヒューズ安全規格 定格電圧/電流からディレーティングの設定まで 第21章 ヒューズ選定の手順 電源投入時の突入電流の測り方から寿命計算まで 第22章 具体例で示すヒューズの正しい選び方 材料や環境によって沿面/空間距離が決められている 第23章 ヒューズを実装する際の考慮点 温度ヒューズ/復帰型電流保護素子/サージ吸収素子/突入電流防止回路 第24章 電流ヒューズ以外の保護素子 ※ 本書は「トランジスタ技術」誌に掲載された記事を元に再編集したものです. |
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