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トラ技 特選記事シリーズFPGAを使わない!Cortex-M4のプログラムで誰でも簡単にソフトウェア・ラジオの実体験Armマイコンでつくるダイレクト・サンプリングSDR【直接販売商品】
SDR(Software-defined radio)は,ハードルが高そうで簡単には始められないと思っている読者も多いのではないかと思います.しかし,中波のAM放送に限定すれば,FPGA,超高速A-Dコンバータ,広帯域低雑音アンプなどの特別な部品を使わなくても,ArmマイコンのCortex-M4F(浮動小数点演算ユニットを内蔵するCortex-M4)程度の処理能力のあるマイコンを使って,誰でも簡単にSDRを体験できます.
本稿では,マイコン・ボードとしてSTマイクロエレクトロニクス社のNucleo-F446REを使います.このマイコン・ボードは,2,000円程で安価に入手できます.プログラム開発環境としては,統合開発環境(IDE)を自分のところのパソコンにインストールせずにフリーで使えるMbedを使います.MbedはクラウドベースのArmマイコンのプログラム開発環境です.インターネットに接続された環境とGoogle Chromeなどのブラウザがあれば簡単に使えます.SDRのプログラムはC++で作ります.製作した外付け回路は電子工作の経験のない方でも簡単に組み立てられるようにブレッドボード上に作りました. ※本書は,雑誌「トランジスタ技術」2021年1月号〜2021年5月号に掲載した連載記事「Armマイコンでつくるダイレクト・サンプリングSDR」(全5回)を冊子にまとめたものです. 【トラ技 特選記事シリーズとは】 雑誌「トランジスタ技術」の連載記事を,レイアウトは雑誌発行当時のまま活かして冊子にまとめ,廉価小品シリーズとして発行するものです.冊子版のほか,PDF版も同時に発行しています. 目次
〈1〉秋月電子通商で入手可能な部品で作る 〈2〉SDRのプログラム作成に必要な基礎知識 〈3〉SDRで使う信号処理 〈4〉AM用フルディジタルSDR 〈5〉FM用フルディジタルSDR 関連商品
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